• 全てのガンの人に高濃度ビタミンC点滴を

    先日のオーソモレキュラー医学会で勉強した内容の中の高濃度ビタミンC点滴の話です。

     

    「高濃度のアスコルビン酸はヒト白血病細胞の増殖を抑制する」という表題でした。
    私は母を、白血病で亡くしましたが、まだそのときは高濃度ビタミンC点滴の認定医も持っていなかったし、ガン治療に対する効果やプロトコルをしっかりと理解していなかったので、あの時に母に高濃度ビタミンC点滴をさせていれば、まだ母は生きていたかもしれないし、骨髄移植による様々なGVHDで苦しむこともなかったかもしれない、今となっては本当にそれが無念です。

     

    高濃度ビタミンC点滴は、全てのガンの人が受けるべき治療だと、今は思っています。

     

    ビタミンCの経口投与では、ガン細胞を殺すのに十分な血中濃度まで上昇させることはできないので、点滴であることが大切なのです。

     

    ビタミンCの大量投与がガンに効果がなかったという有名な反対論文がでたことによりビタミンCへの信頼は薄まりましたが、その論文は経口投与で行われていたため、それはビタミンCが効果がないのではなく、経口投与だったから効果が十分でなかったのです。

     

    高濃度ビタミンC点滴は、ガン細胞自体にも効果がありますが、抗がん剤の副作用を軽減させたり、QOLの向上を目指せる治療です。
    無理にすすめることはしませんが、もっと早く知っていたら、そう思う人が少しでも少なくなるように、啓蒙していかないとと思っています。

     

    当院ではガン治療の高濃度ビタミンC点滴は、血中ビタミンC濃度も計測しながら、最適なビタミンC点滴量を決定します。

     

    患者様はアンチエイジング目的の方のほうが多いですが、家族や愛する人全てに、そして自分も、続けていきたい治療法だと思っています。

     

     

    マイラン社製のアスコルビン酸を使っています。

    オーソモレキュラー / 2018年5月8日 火曜日

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