Gコグプレス テスリフトソフト どちらも溶ける糸
最近イチオシの2種類の糸について、説明したいと思います。
Gコグプレスは、こんな形。
糸を削ってトゲ(コグ)を作っているのではないので、丈夫です。
同じ太さの針の中に糸を入れる場合、糸の太さ+トゲの空間、が必要なため糸の太さ自体は針の太さよりも細くなりますが、これは糸の太さが針の太さと同じなので、糸自体の太さもしっかりしていて丈夫です。
コグが双方向性に、たがいちがいでできているので、一様に引っかかり、挿入後に糸が動きにくく、緩む減少が少ないという特徴があります。
引き上げ力が強いために、お顔側にいれてヨレが出ると外しにくいということなので、私はこめかみより上に頭側にいれる方法(ゆかちんから教えてもらったとっても引き上がる方法)を、この糸には採用しています。
PCL製で、2年持続します。
テスリフトソフトは
このような糸で、半分で双方向になっているトゲの周りにメッシュがついています。
糸を入れてから2週間以内に、メッシュの中に自分の組織が入り込みます。
この反応は挿入後数時間以内に始まります。
できた組織ががっちりと支えになるので、リフトアップした状態を維持します。
普通、このような糸は、挿入したあと、針穴から出る残りの糸数センチ分を針孔部分でカットして捨ててしまうのですが、
テスリフトソフトはその捨てる部分にも(トゲはないけど)メッシュがかかっていて、コラーゲン生成作用が強いので、私は全て活用するために、針穴から出た糸は再度針孔から別の引き締めたい部分の皮下に折り返して埋め込みます。
ここを切ってしまうほうが手技的には簡単ですが、せっかくのメッシュを切って捨てるなんて、もったいないです。
なので1本だけど折り返して入るので1.5本分くらいの効果があります。
PDO製なので糸自体は1年程度で溶けてなくなりますが、自分の組織がリフトアップをささえてくれるので、効果は1~2年でしょうか。
PCL製のGコグにも、コラーゲン生成作用はありますが、お顔側に入れる場合はテスリフトソフトがおすすめで、Gコグプレスはこめかみから上に入れるのがおすすめです。
引き上げ力自体は、Gコグプレスのほうが強い印象で、かつ2年持続。
でも顔の皮膚自体にコラーゲン生成をさせつつ引っ張りたい場合はテスリフトソフトがおすすめ。
ご相談くださいね。
Gコグ / 2018年2月8日 木曜日