エンビロンのビタミンAの考え方
エンビロンの、モイスチャーシリーズとシークエンスシリーズ、Aブーストについて詳しくご紹介しようと思ったところ、
まずはエンビロンのビタミンAのことに少し触れないとなかなか紹介できないなと思ったので、
難しくならないように説明したいと思います。
ビタミンAと言っても、こんなに種類があります↓↓
私たちの皮膚に存在するビタミンAはほとんどがパルミチン酸レチノールの形で蓄えられ、紫外線などがあたるとそれが壊れてくれることによりSPF20ほどの作用を持つと言われています。
からだの細胞の成長や分化、成熟に働きかけるのは1番右のレチノイン酸の形であり、必要に応じてパルミチン酸レチノールなどから変換されます。
レチノイン酸は皮膚への刺激が強いために皮剥けや赤みなどが出ますから、最終的にレチノイン酸へと変換される形の優しいビタミンA(パルミチン酸レチノールやプロピオン酸レチノール)などをお肌に与えることで、光老化に対してより大きな効果を求めよう!というのがエンビロンの基礎化粧品の考え方です。
ゼオスキン のベロベロに皮を剥いてやるセラピューティックという美肌治療は、一番右のレチノイン酸とハイドロキノンを用いて行うものです。
最近ゼオスキンの紹介をしてきましたが、基本攻めのゼオスキン に含まれるビタミンAはレチノールです。
エンビロン モイスチャーシリーズの
ジェル1.2にはパルミチン酸レチノール
クリーム1にはパルミチン酸レチノール
クリーム2.3.4にはパルミチン酸レチノールとプロピオン酸レチノール
が含まれています。
エンビロン シークエンスシリーズの
セラム1.2にはプロピオン酸レチノール
セラム3.4.4+にはプロピオン酸レチノール、パルミチン酸レチノール
クリーム+にはパルミチン酸レチノール
が含まれています。
リニューアル前まではシークエンスには酢酸レチノールが含まれていましたが、新しくなり酢酸レチノールからプロピオン酸レチノールに変更になっていますね。
きっと、より安定性が高く刺激が少なく、誰しもに反応がでにくいように使用期限が短すぎないようにより守りに入ったイメージでしょうか。
浸透度の高い酢酸レチノールも肌に入れたかったなと攻めたい場合、Aブーストという製品があります。
Aブーストには、
レチノール、パルミチン酸レチノール、酢酸レチノール
が含まれています。
エンビロンだけど攻めてる感じですね。
以前、私もシークエンス4まで上がったので慣れてからAブースト1を足したら、おそらくA反応なのかなんだか良い感じではなかったので私はAブーストはいらないかなと思って使っていませんでしたが。
少し長くなってきたので、費用的にはモイスチャーがいいですがシークエンスじゃなくても美肌になりますか?!などとよく受ける質問に関してなど、次回また書きます。
エンビロン / 2019年5月15日 水曜日