ヒアルロン酸の入れすぎ症候群
先日、ヒアルロン酸注入のウェビナーがありました。
解剖から紐解くヒアルロン酸注入治療
というタイトルのセミナーの通り、解剖学的にとても勉強になりました。
その中でも、ヒアルロン酸の入れすぎによって起こる不自然な顔貌、入れすぎ症候群(Overfilled syndrome)について。
常日頃から、美容医療は自然が1番であるので、
注入に関してもさまざまなポイントで、より自然に仕上げる工夫をしています。
ある程度注入しても問題ないポイントと、
注意して注入しないと不自然になりやすいポイント、
動いていない状態で凹凸や影をなくすことを目指せば、笑って動いたときに膨らみすぎて、不自然な顔貌になる可能性があるので、
(そんな芸能人や女医さんもたくさん!!)
動きを作っても不自然にならない注入を、患者さまに笑ったり動かしたりしてもらいながら、行っています。
普段、直感的に経験的に行ってきたことが、最近ではどんどん解剖学的に明らかになって、
大頬骨筋の下に付着した動く膜(Transverse facial septum)という新しい概念により、笑顔時に不自然な膨らみを作りやすいエリアとその原因が理解でき、
非常に勉強になりました。
ちゃんと教科書でも復習。
入れすぎると落ちてくる脂肪層のポイントもわかりやすかったです。
自然で美しく、自分に自信を持つためのヒアルロン酸注入!
今、ヒアルロン酸は2年もつ素晴らしい製剤もあり、リフトアップする注入も可能で、コスパは抜群の治療ですが、
どこにどの量を入れてどのような仕上がりを目指すのか、は、
ドクターにより様々です。
ボトックスも然り。
ぜひ、ご相談ください。
しわ治療 / 2020年7月4日 土曜日