リニューアルしたレカルカを解説!
7/7のリニューアルで新しくなったレカルカ(の麗クリ取り扱いのある製品)の解説をします。
まずは01 CFセラムアドバンスの紹介です。
抗酸化作用の強い美容液です。
01 CFセラムアドバンス 30ml 12000円
主な成分として、ピュアビタミンC(水溶性)、両親媒性ビタミンC誘導体であるAPPSも配合され(水溶性や脂溶性単独よりも低い濃度でもより浸透し効果的)、フラーレン(光安定性も高く抜群の抗酸化力(ビタミンCの172倍)、フラーレンマーク付きラブ)、アスタキサンチン、そして、メラニンにフォーカスする成分ウンデシレノイルフェニルアラニンを配合した抗酸化カクテル美容液です。
ビタミンCの働きは語る必要もないと思いますが、フラーレンやアスタキサンチンなども、超有名な抗酸化力のとっても高い成分ですよね。
また高い美容効果が注目されている、ラン藻から抽出したMAAs(マイコスポリン様アミノ酸)を配合しています。
MAAsは塗布するだけで内部からヒアルロン酸を育み、ハリと潤いを生み出します。
ヒアルロン酸そのものを増やしてくれる成分は世界中でも数少なく、分子がビタミンCの次に小さいので、塗布して72時間後にはご自身のお肌のヒアルロン酸量を2倍まで増やすことを、(セラミドの肌の水分保持機能を発見した)芋川玄爾博士が学会で発表されてる特許成分です。
7/7のリニューアルで、APPSもMAAsも増量されてかなりリッチな抗酸化カクテル美容液となっています。
これらの成分は抗酸化作用により、美白、小じわ、毛穴、保湿、ニキビなどに効果的なことが、臨床データとしても報告されています。
以前より軽めのテクスチャーになっているそうですが、それでもやや重めに感じるので(それが好きやけどーラブ)、私は夜に使っています。
はじめは使ってなくて、Cクエンストナーのあと02と03でしたが、この01を入れるようになってからのほうがさらに肌の調子が良いです。
今回のリニューアルで1番良くなったと言われているのが、02シムセラムEXです。
02 シムセラムEX. 30ml 14000円
レカルカの代表成分の一つ、ヒト歯髄幹細胞培養液を配合しています。歯髄由来にはEGF、FGF、IGFなど多くの成長因子が含まれています。
さらにEGFを高配合。
医療現場で熱傷治療に効果を認められた数あるEGFの中でも医薬品に使用されている最高水準のものを配合し、歯髄とEGFの相乗効果で加齢と共に遅くなるターンオーバーを正常化したり、肌を若々しく保つ働きがあります。
今回のリニューアルではプライマリー(不死化されていない)歯髄となりこれまでより10倍もの配合がなされています。
不死化にも多くの素晴らしさがありますが、プライマリー歯髄はさらにそこを超えていく素晴らしさがあります。(かなり専門的で難しい内容なので割愛します。)
そこにさらに高濃度のEGFが入っているスーパーアンチエイジング美容液となっています。
それに加えて、注目のバクチオールとパルミチン酸レチノールが入っています。
バクチオールは、レチノールとは全然違うものなのに機能的にはレチノールの機能的類似体として働きつつ、レチノールのような皮膚刺激症状を起こさず、さらには光や加水分解に安定性があるために使いやすいという特徴があります。
また、レチノールと併用することによレチノールの効果を上げて、レチノールの合併症を抑えます。
つまりレチノールとの相乗効果があります。
またビタミンCが起こす炎症と紅斑を抑えることが考えられます。
リビジョン社のDEJナイトクリームでは、0.25%のレチノールとバクチオールが合わさっていて、ペプチドと共にDEJ(真皮表皮接合部)にはたらきかける素晴らしいクリームですが、
それでもA反応が出る方が多く、またペプチドの酸との相性が良くないために、ゼオスキン やエンビロンとの併用が難しくありました。
いい製品だと思うので、朝と晩でメーカーを分ける、などのご案内をさせていただいておりました。
そこに、02 シムセラムEXの登場です。
レチノールが、刺激やA反応の出にくいレチニルエステル型であるパルミチン酸レチノールの形で、A反応を抑えるバクチオールと併用されていますので、おそらくA反応はかなり出にくいと思います。
A濃度が他社品もすべて非公開なので、どこらあたりであるとはお伝えしにくいです。
酸との併用は、レカルカのトナー(今は取り扱い検討中)に乳酸やサリチル酸が含まれていることから、レカルカ製品は基本的に酸との併用が可能で、
エンビロンやゼオスキンとの併用もオススメしやすい製品なので、当院の患者さまがたにもオススメしやすいです。
さらにはリニューアルに伴い、新規成分として
油溶性ビタミンC誘導体、水溶性ビタミンC誘導体、ナイアシンアミドなどの各種ビタミンを配合しビタミンA・B・Cそれぞれのはたらきを補い、酸化したビタミンを還元。それぞれのビタミンの長所である皮脂をコントロールしたり毛穴の引き締めやお肌をやわらかくしたり、ハリを与えシワ改善など多くの効果が期待できます。
以前からの成分として、
数多ある美容成分から厳選し、美白に特化したシムホワイト377やフラーレン、保湿力を高めるセラミド、スクワラン、さらにはサイタイエキス、プラセンタエキス、セロリエキスがお肌のターンオーバーを正常化します。
私が感動した感じが伝わりましたでしょうか?笑
続いては03 EXクリームです。
03 EXクリーム 30g 15000円
こちらにも、02シムセラムEXと同様に、ヒト歯髄幹細胞、EGF、バクチオール、パルミチン酸レチノールが入っています。(上で熱く語った成分たちです。)
今まではかなり濃厚な重めのクリームでクリーム容器に入っていたので酸化しやすかったのが、今回のリニューアルでテクスチャを柔らかくすることに成功しエアレスポンプ(ハクリボトル)になっています。
製品がより安定性を保てて、重くて季節によっては使いにくいというところも改善されています。
また、以前からの成分としてフリクション107が配合されています。
フリクション107はケンコーコムやAmazon、楽天で何度も売り上げ1位を獲得しているアロマ精油です。
オイルを皮膚から吸収し、毛穴が小さくなりリフトアップ効果のあるオイルとプロテオグリカンやプラセンタエキスが保湿とハリ・弾力を保つ効果が期待できます。
リニューアルに伴い新規成分として
○オリーブ果実エキス・コショウ種子エキス・コリアンダー果実エキス
これらの植物エキスが乾燥や敏感肌、肌荒れを起こし、バリア機能が低下したお肌を保護・鎮静する働きが期待できます。
また抗菌作用もあるためお肌が本来持つ防御システムを高め、常在菌のバランスを整えるはたらきがあります。
○キバナカイウ花エキスとバクチオール、パルミチン酸レチノール、水溶性ビタミンC誘導体、油溶性ビタミンC誘導体を配合し、皮脂腺にはたらきかけ皮脂抑制・毛穴改善作用が期待できます。
私は夜にシークエンストナーのあと、01.02.03を使用して、朝にシークエンストナー、シークエンスセラム4プラス、シークエンスクリームプラスを使って、レカルカBBクリーム、シャネルのお粉で使っています。
私が朝晩で分けて使うのは、
たくさんのアイテムを塗るのが得意じゃない(めんどくさがり)、朝晩分けて使えばアイテムは増えるけど結局減りが遅いのでコストが上がるわけではない、
という理由からです。
逆で
基礎化粧品の費用が高くなってもいい
たくさん塗るのが大丈夫
という方はいつものスキンケアにどれかを足していくことになりますが、どれをどこに足すのがいいのかはご相談ください。
かなり長くなってきたので、
BBクリームと、それぞれの製品の手に取った感じのテクスチャーは、次回に書きますね。
レカルカ製品ご興味ある方は、お問い合わせください。
ドクターズコスメ / 2020年7月29日 水曜日